「東京チカラめし」、一時は一世を風靡したこの名前、そういえば最近見かけなくなったような・・久しぶりに耳にしたのは、閉店するというニュースでした。
閉店するのは、千葉県鎌ケ谷市の新鎌ヶ谷店です。
2023年11月4日をもって、定期借家契約の満了のため、同店は店じまいをします。
なんと、関東で唯一のお店ということで、屋号の東京からはすでに店舗がなくなっていたんですね。
千葉県にあるのに「東京チカラめし」。東京ディズニーリゾートや東京ドイツ村みたいですね!
牛丼といえば、牛肉を煮たものをイメージしますが、「東京チカラめし」の名物は、元祖「焼き牛丼」。
「焼き牛丼」って?「焼肉丼」とはちがうの?
閉店前に一度味わってみたい!ということで、2023年10月に新鎌ヶ谷店に行ってきました。
この記事では、「東京チカラめし」の焼き牛丼を初めて食べた感想をご紹介します。
焼き牛丼はまずいのか?実は美味しいのか?実食してきました!
そして、東京チカラめし新鎌ヶ谷店の魅力を3選まとめましたので、お楽しみください!
東京チカラめしは現在2店舗しかない
東京チカラめしは、1975年に開業した東京・神田のガード下のカレー牛丼店「三光亭」をルーツに、2011年6月に東京・池袋西口に1号店をオープン。東日本大震災後の不安な世の中を払拭し、”「チカラがでるめし」で日本を元気に!”というコンセプトのもと誕生しました。
大手牛丼チェーンが熾烈な競争を繰り広げる業界に「焼き牛丼」という新機軸で参入し、創業時は1杯280円(税込)という安さで注目を集めました。最盛期には国内に132店舗まで急速に成長。2012年には日本経済新聞社がまとめた「ヒット商品番付(フード編)」で「焼き系丼」がランクインするほどでした。
しかし、売り上げが落ち込んでブームが一巡すると、2022年8月には、東京都内に唯一残っていた新宿西口の店舗が閉店しました。
2023年10月現在では、国内には千葉・新鎌ケ谷店と大阪日本橋店の2店舗が残るのみとなっています。
そんな貴重な絶滅危惧種の新鎌ヶ谷店に、秋晴れの爽やかな10月の平日お昼どきに、行ってきました!
東京チカラめし新鎌ヶ谷店に行ってきた
運営元から、2023年11月4日の営業を最後に閉店することが発表された、千葉県の新鎌ヶ谷店。
北総線・新京成線と東武野田線(東武アーバンパークライン)の乗り換え通路にありました。どの路線の改札からもすぐで、迷うことなく行けました。周囲にはカフェ、ベーカリー、コンビニ、たい焼き屋などもあり、人の往来があってにぎやかな場所でした。
店の外にタッチパネル式の券売機が2台並んでいて、食券を買ってから中に入るシステム。行ったときには、1台は電気が消えていて1台だけが稼働していました。
駅ナカとも言えるような立地にありながら、交通系ICカードが使えなかったのは残念でした。
焼き牛丼はまずい?
入店して、入口すぐのカウンターの席を案内されました。
ここで、券売機が店外にある理由がピン!ときました。店内は横に細長い造りで、座席の後ろの通路はかなりの狭さなので、置けないのです。
着席後、店員さんに食券を手渡しします。
選んだのは、もちろん看板メニューの「焼き牛丼」並(580円)!
お腹がすいていたので大盛にしようかとも思いましたが、初めてなのでまずはオーソドックスなところを選択。
見渡したところ、席はカウンター席と奥にテーブルで、15席ほどのL字カウンターは満員。持ち帰りのお弁当待ちのお客さんもいます。
その後、お客さんが入口ドアから入ろうと一歩踏み出した瞬間、店員さんから「10分ほど時間調整のためお時間をいただきます」との声が。店外で待たされることになったようです。まさかの入場制限、お昼どきは大盛況でした。
ワクワクして待ちます。
ホールでは5人のスタッフがてきぱきと動いています。挨拶も元気があっていい感じ。
待つこと5分。待望の焼き牛丼(並)が登場しました!
ほかの大手牛丼チェーンでは、注文後すぐに配膳されるのと比べると、時間がかかりました。
「焼く」という工程を経るため、待たされてしまうのでしょうか。ホールに肉を入れるグリル機器のようなものが見えました。
普通の牛丼は、煮えた状態で保温できるのですぐに提供できますが、焼き牛丼は「焼く」というひと手間がかかっていますね。
実食!
こんがり焼かれた薄めのバラ肉が、味わい深い!
味付けは少し濃い目で、ご飯によく合います。甘いBBQをいただいている感じかな?
汁気が少ないので、普通の牛丼との違いを実感します。
普通の牛丼は、煮た牛肉と具の玉ねぎが、つゆとのバランスで成り立っている気がしますが、「焼き牛丼」は肉がキャラ立ちしていて完全に主役です。甘目のタレでとっても香ばしく仕上がっています。
ちょっと焼すぎてカリカリしている気もしますが、その分オイリー感もなく、ヘルシーかも!
焼肉丼ではなく、「焼き牛丼」!確かに違いますね。
焼き牛丼にはみそ汁がセットでつきました。ワカメとネギ入り。薄味でまあ普通です。
期間限定の閉店キャンペーンで、から揚げが2個サービスでした。厚めの衣でゴツゴツとした唐揚げはボリューム感がありました。
カウンターには、無料で自由に取れる生姜ガリがあったのもよかったです。ガリは少し甘いので、お口直しに食べても美味しいです。普通の牛丼は、紅生姜ですよね。
ペロリと平らげました。
焼き牛丼、個人的には「アリ」です!
東京チカラめしのメニュー
新鎌ヶ谷店には、焼き牛丼以外にも、いろいろなメニューがありました。
豚丼やからあげ定食、コロッケやフライの定食、カレーもあり、お腹を満たしてくれそうです。
サイドメニューとして、温泉玉子、キムチ、チーズなどもありましたので、その日の気分でトッピングして味の変化を楽しむのも良さそうです。
焼き牛丼は、少し待ち時間がありましたが、ファストフードらしく、その他のメニューはそれほど待たずに提供してくれると思います。
口コミレビュー
私だけでなく、他にも美味しいという意見がありましたよ!
東京チカラめし美味しいのに関東では売れないの不思議。関西でももっと店増やしてもいいと思う。 https://t.co/NtBRCcMpzS
— スリコワーカー@大阪🐸🦌🚴 (@3CoinsWorker) October 14, 2023
昨日はもうすぐなくなる東京チカラめしに言ってきた!!!
— かめち (@Odemasi_pkmn) November 1, 2023
まじでめちゃくちゃ美味かった、なんでこんな店がなくなっちゃうんだろってくらい。 pic.twitter.com/NoAQ9OTvOB
東京チカラめし新鎌ヶ谷店の魅力3選
1.焼き牛丼、美味しい!
甘めのたれでこんがりカリカリした牛肉が、食欲をそそります。ごはんもふっくらしていて美味しくいただきました。牛肉とごはんの量の具合が絶妙にマッチしていました。
2.ガリがあった!
テーブルに備え付けの入れ物に、ガリが入っていました。ほんのり甘酸っぱく、やや硬めの食感が焼き牛丼に合います。好きな量をトッピングできるので、つい後から追加でおかわり。
お寿司を食べに来たわけではないのに、意外な組み合わせに魅了されました。
3.店員さんの笑顔が最高!
店員さんが元気な挨拶で迎えてくれました。お昼どきで忙しいなかでも笑顔を絶やさず、接客してくれる姿に心打たれました。「ごちそうさまー」は伝えたけど、会話はできなかったなぁ。本当はもっと感謝の気持ちを伝えられるとよかったです。
東京チカラめしのお得なキャンペーン情報
新鎌ヶ谷店では、閉店キャンペーンとして、次のサービスを行っています。
- 10月17日~19日:牛丼または豚丼の注文で、鶏唐揚げ2個サービス
- 10月24日~26日:牛丼(3種)注文で、肉増量サービス(お値段そのまま)
まとめ
「東京チカラめし」を訪問し、焼き牛丼を初めて食べた感想をご紹介しました。
今回閉店する新鎌ヶ谷店は、“食べ納め”ということもあるのか、混雑していた印象もありますが、焼き牛丼、侮れませんよ!
東京チカラめし新鎌ヶ谷店の魅力3選は、こちらです。
- 焼き牛丼、美味しい!
- ガリがあった!
- 店員さんの笑顔が最高!
北総線・新京成線と東武野田線(東武アーバンパークライン)の新鎌ヶ谷駅の改札からすぐ近くで、アクセスもいいです。
ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。
2023年11月4日にて、千葉県鎌ケ谷市の新鎌ヶ谷店は閉店し、関東圏から東京チカラめしは姿を消しますが、必ずや戻ってきてほしい!
2024年中に関東圏での新店舗のオープンを祈っています。
それまで待ちきれない方は、大阪日本橋店に行きましょう!
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