下村海翔の出身中学高校は?エグい球種カットボールの映像公開

下村海翔カットボール スポーツ

2023年のプロ野球ドラフト会議が10月26日に開催されました。
阪神タイガースは、青山学院大の下村海翔(しもむら・かいと)投手をドラフト1位指名し、交渉権を獲得しました。

他球団と競合することなく、一本釣りに成功!おめでとうございます!

阪神タイガースの38年ぶりの日本一を記念した映画が放映されます。詳細は、「阪神タイガース日本一の映画どこで見れる?いつまで?栄光のARE」をご覧ください。

球児達の夢と希望が詰まった運命のドラフト会議。
今年は高校生139人、大学生172人の計311人がプロ野球志望届を提出しました。

プロ野球の将来を担うスターが誕生する日を前に、1位指名を事前に公表し、他球団をけん制する動きもあったなか、非公表を貫いた阪神。
1位予想にはさまざまな選手の名前が報道されたなか、阪神は青山学院大の下村海翔投手を敢然と1位指名しました。この選択には、阪神の今後に向けての戦略と大きな期待が込められています。

下村投手は、2023年に最優秀防御率、新人王、MVPを受賞した阪神のエース・村上頌樹投手になぞらえてタイプが似ているということで指名されました。

この記事では、下村投手の出身中学高校はどこなのか?そして最速・球種など、プロフィールや実績を解き明かします。
「エグい!」と言われるカットボールの映像も公開します!
さらに、阪神の指名理由とその将来展望について詳しく探ってみましょう。

阪神ドラフト1位・下村海翔投手とは?

下村海翔は最速155キロ、制球力抜群の右腕

今年、青山学院大は東都大学野球リーグで春秋連覇を達成しました。
下村海翔(しもむら・かいと)投手はその立役者です。

小柄ながらも、体全体を無駄なく使い、肘の使い方がしなやかで最速は155キロ、多彩な球種を操り、両サイドに投げ分けるコントロールが抜群のピッチャーです。
2023年7月の日米大学野球選手権では、今回のドラフトでも指名された錚々たるメンバーの中、開幕投手の座を任され、登板した3試合11イニングを1失点、大会最高殊勲選手賞(MVP)に輝きました。
東都大学野球リーグでの成績は通算22試合で7勝(4完投1完封)2敗、防御率1.69です。

ドラフト後のお披露目登板となった、11月に開催された明治神宮野球大会では、慶應義塾大学との決勝でリリーフ登板し、2回1/3を2失点(自責0)で降板、敗戦投手になりました。試合後には涙を見せ、悔しさを糧にプロの世界での活躍を誓いました。

下村海翔は甲武中学校、九州国際大学付属高校の出身

下村海翔投手は、兵庫県西宮市出身、甲武中学校のときは宝塚ボーイズに所属していました。実家は甲子園に自転車で行ける距離で、小さい頃から阪神を応援していたとのこと。特に金本選手のファンだったそうです。高校は九州国際大学付属高校に進学、甲子園には出場できず、小学生と中学生のときに連合体育大会で立った憧れの場所でした。

プロとしていきたい球団は阪神を志望していたということで、今回のドラフトでは相思相愛の願いが叶ったことになります。

名前:下村 海翔(しもむら・かいと)
生年月日:2002年3月27日
出身:兵庫県西宮市
身長:174cm
体重:73kg
投打:右投げ右打ち
ポジション:ピッチャー
経歴:西宮市立樋ノ口小学校(甲武ライオンズ)、甲武中学校(宝塚ボーイズ)、九州国際大学付属高校、青山学院大学

下村投手の好きな芸能人は、齋藤飛鳥さんですって!

最速と球種:下村海翔の将来性に迫る

下村海翔投手は、しなやかで力強い投球フォームから両サイドに投げ分ける制球力があり、多彩な球種を誇り完成度が高いピッチャーです。
青山学院大1年の12月に右肘のクリーニングと軟骨の再生手術を受け、3年秋に復帰しました。2023年春のリーグ戦は3勝0敗、防御率0.85で優勝に貢献し、秋のリーグ戦でも2勝、防御率は1.71と活躍、春秋連覇に貢献しました。

2023年夏に開催された日米大学野球選手権大会では、強気なマウンドさばきで3試合11イニングを1失点、リーチの長いメジャーリーガー予備軍を抑えました。カットボールや150キロ前後のストレートを果敢にインコースに投げ込み、封じ込めました。

  1. 投手としてのしなやかなフォーム:下村海翔投手は、最速155キロを誇り、フォームがしなやかで力強く、速球を武器としています。小柄ながらも伸びのある最速155キロの速球は、バッターにとって非常に難しいものとされています。
  2. 上半身の使い方のうまさ:投球時に胸の張りをうまく使って投げることができます。左足を着いてから、上半身を切り返して体重を左足に乗せるのが速いことが、力のある投球につながっています。
  3. 抜群の制球力: 速球だけでなく、制球力にも自信を持っています。コントロールが優れており、ストライクゾーンにボールを集める抜群の能力があります。
  4. バリエーション豊かな球種: 下村投手は、直球に加えてカットボール、フォーク、スライダー、カーブ、チェンジアップの変化球を投げることができ、バッターを翻弄するための多彩な球種を持っています。
  5. 大舞台での経験: レベルの高い東都大学野球リーグでのプレー経験から、大学野球の厳しさとプロ野球への適応力を備えています。リーグ戦で優勝のかかった試合や大学選手権の決勝、日米大学野球選手権大会といった大事な舞台で能力を発揮し、勝ち切ってきました。豊富な経験とタフさを兼ね備えていることは、プロ野球での成功につながると思われます。

阪神タイガースドラフト2023の指名非公表:なぜ下村海翔が1位指名に?

阪神タイガースは、ドラフト1位選手は事前に公表しないことを明らかにしていました。
ドラフト会議翌日の10月27日には、日本シリーズの前日練習が予定されています。この日は1位指名選手への挨拶に行くことは、実質的に難しいです。「会議の当日に東京都内の選手なら可能か?」と聞かれた岡田監督は、「どっちみち関西やから、ドラフトは」と笑いながら語りました。

岡田監督が匂わせたヒントから、今回の阪神のドラフトは、「関西」がキーワード。
地元に縁のある選手である、西宮市出身の下村投手の指名を匂わせていたことが分かります

岡田監督は抽選が苦手?

ドラフト会議では、指名選手を公表することも、非公表とすることもどちらでもよく、球団の戦略です。
事前にドラフト1位指名選手を公表し先手を打つことで、他球団をけん制し競合を減らそうという動きがあるなかで、阪神はドラフト1位を公表しませんでした。
ファンが予想する楽しみを当日までとっておくという意味合いもあったようです。

阪神の岡田監督はオリックス時代を含め、1位指名が強豪した場合のくじは1勝8敗と大苦戦しています。昨年も、巨人の原監督と一騎打ちの末、当たりくじを先に引かれてしまいました。

岡田監督のドラフト抽選の戦績は、次のとおりです。

  • 【阪神】2006年(外れ)堂上直倫(愛工大名電高)→(指名)野原将志(長崎日大高)
  • 【阪神】2007年(外れ)中田 翔(大阪桐蔭高)→(指名)高浜卓也(横浜高)
  • 【阪神】2007年(外れ)大場翔太(東洋大)→(指名)白仁田寛和(福岡大)
  • 【オリックス】2010年(外れ)大石達也(早稲田大)→(外れ)伊志嶺翔大(東海大)→(外れ)山田哲人(履正社高)→(指名)後藤駿太(前橋商)
  • 【オリックス】2011年(外れ)高橋周平(東海大甲府高)→(指名)安達了一(東芝)
  • 【阪神】2022年(外れ)浅野翔吾(高松商)→(指名)森下翔太(中央大)

下村投手の入札は、これまでのくじ運の悪さから、競合覚悟で入札して抽選を外した場合に、下村投手が他球団にとられてしまうことを危惧してのものだったのかもしれません。

単独指名の可能性を狙った

ドラフト会議後の阪神・畑山統括スカウトのコメント
スケール感は174センチとないですけど、出力をあげることができる。今うちで勝てているピッチャーは村上、左ですけど伊藤将司。西勇輝もそう。制球力と球のキレが甲子園で大きな武器になる。備わったピッチャーという点で、下村になりました。後は戦略的な部分で。重複するかどうかという駆け引きで、他のピッチャーと遜色ないという判断で、うちにハマるというタイプですね。単独指名が十分可能性あるという、両方の意味で下村にいきました

引用元:スポーツ報知

エグい球種カットボール:岡田監督の下村海翔への絶賛評

阪神・岡田彰布監督のコメント
下村投手については「今年、村上頌樹がすごくブレークして、ちょっと似たタイプでキレがいいカットボールが、すごいエグいと聞いてます。青学のピッチャーが2人いてるんですけど、スカウトからは(広島指名の常広羽也斗投手と)遜色ないという評価で、祈ってました」と喜んだ。

引用元:毎日新聞

特長は「すごいエグいカットボール」。今年10勝を挙げ、最優秀防御率賞に輝いた村上投手になぞらえての評価は、最上級のものですね。

実際の下村海翔投手の投球を見てみましょう!

目標は村上頌樹:下村海翔のドラフト当日のコメント

ドラフト会議の10月26日は、母校の青山学院大でドラフトの推移を見守った下村投手。ドラフト1位の指名を受け、記者会見が行われました。
下村投手から率直な喜びの声が届けられ、質疑応答、写真撮影が行われました。

阪神からドラフト1位で指名された下村海翔投手は、生まれ故郷のチームからの指名に、満面の笑顔を浮かべた。
「ドラフト自体はワクワクしていたけど、こんなに早く名前を呼ばれるとは思っていなくて、びっくりしました」と率直な思いを明かした。
「正直、指名された瞬間は、頭が真っ白になった。そのときの光景は覚えていない」と振り返った。

引用元:日刊スポーツ

目標の選手には阪神・村上を挙げ、「自分と体格が近いのが一番。今年、プロの1軍ですごい活躍していて、自分も体はそこまで大きくないですけど、村上投手のようにしっかりと1軍で活躍できるようになりたい」と誓った。

引用元:デイリースポーツ

なお、記者会見には、青山学院大のチームメイトも同席していました。
青山学院大からは、常廣羽也斗投手が広島ドラフト1位、中島大輔選手が楽天ドラフト6位の指名を受けました。下村投手は、苦楽を共にしたチームメイトとプロの世界で対戦することになるでしょう。活躍が楽しみです。

常廣羽也斗投手(広島ドラフト1位)については、「常廣羽也斗(広島ドラフト1位)の出身中学高校は?実は阪神ファン?」をご覧ください。

まとめ

阪神タイガースがドラフト1位指名し、交渉権を獲得した下村海翔投手。
この記事では、下村投手の出身中学高校と最速・球種など、プロフィールや実績を解き明かしました。

下村海翔投手は、甲武中学校(宝塚ボーイズ)、九州国際大学付属高校、青山学院大学を経て、地元の阪神が見事一本釣りに成功しました。

最速155キロ、多彩な球種を誇り、制球力が抜群のピッチャーです。

2023年に彗星のごとく現れ、最優秀防御率、新人王、MVPを受賞する大活躍を見せた阪神のエース・村上頌樹投手をなぞらえて指名されたのは、大きな評価の表れでしょう。

今シーズンは38年ぶりの日本一を達成、来季は球団初の2連覇をめざす阪神にとっては、下村投手への期待は大きく、彼の入団はさらに盤石な投手王国を築くことにつながることでしょう。

下村投手が、甲子園の大観衆の声援に応え、プロ野球界を背負って立つことを期待しています。

阪神タイガースの38年ぶりの日本一を記念した映画が放映されます。詳細は、「阪神タイガース日本一の映画どこで見れる?いつまで?栄光のARE」をご覧ください。

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